9.11に思うこと

このとき私は近所のレストランでバイトを終えたところだった。
お客さんのためにおいてあるTVを、従業員の人達と一緒に見ていた。

そのフロアの中、誰が一緒にいて、フロアのどこに誰が立って見ていたのかまで、覚えてる。
いま、思い出そうと思ったら、思い出せた。

それほどに強烈な出来事。

私は別に、この飛行機の操縦士が悪だとは思えない。
彼にとっては、それが正義なのだから。
彼は彼なりに、自分の正義を貫いた。その結果があの事件だ。

善と悪。

どっちがどっちか分からなくなる。

それはそこかしこに溢れている。

世の中には悪役が必要なのだよ。

世の中の「善」はただの「多数派」という意味でしかない。

日本人は犬を食べないが牛を食べる。一方で牛を食べない国、宗教がある。
よそ者がそのコミュニティに入ろうとするなら従う必要がある。それに反する者は悪なのだから。

戦時中に国の命令に背いて戦闘を放棄すれば大変なことになる。
こんなのよく聞く話だ。

時代が変わっただけで、善と悪が大逆転してしまう。

退職金、年功序列、公務員、今となっては神話だ。

自民党と民主党。
こんなにもあっけなく変わってしまった。

しょせん、それっぽっちのもの。
善と悪なんて、たいした意味のないもの。

飛行機の操縦士は必死だったことだろう!
それこそ命がけだ!
自分の信念と、自分の周りのものを守るため。

それが彼の正義だ。

そう思わないと、操縦士にとってもあまりにも悲しい事件になってしまう。

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